2024-01-01から1年間の記事一覧

自己分析について

自己分析は、空の場から為されない限り虚しい。意識の場に於いてはそれは全く当たり前に「自己を捉えることによって自己に捉われる」結果になってしまう。つまり、そもそも誰が何を分析するかということが明らかでなければならない。 愛をもって、他に開かれ…

(禅と心理療法の)相容れなさ

(大きなタイトルにして誰かにヒットするのが恥ずかしい) たとえば禅の哲学ということが言われ、西谷啓治や井筒俊彦などが偉大な仕事を残しているが、それを所与のものとして与えられた私たちは、禅と哲学がいかに相性が悪いか忘れがちでないだろうか。単純…

いざない

どれだけ泥酔しても人と話すときはしっかりしているのに、少しのお酒でも文章を書くのは無理らしい。元より少しのお酒でも実はけっこう酔ってしまう。缶ビール一本でとろとろに酩酊している。 ということで、ほんの少しだけ、頭を使わなくても書けそうなこと…

信仰告白私解1 宗教について

信仰告白 - 窪田圭佑の比例中項 私はK大学文学部宗教学専修にて、宗教を「人が人と交わりつつ、本当に自己自身となる過程を歩むこと」と捉え、現代においてその道を歩むためには従来の禅などの伝統に加えて、心理療法と、野口整体の知見を活かすことが有用と…

自己開示

読書会に来てくれたり、一緒に瞑想する友達を別として、あまり人から理解されることがない。そもそも何も考えないでいるというのもあるし、あまりにも常軌を逸した世界を生きているからでもある。 普通の人が考えたり大事にすることを全く考えず、捨て去って…

信仰告白

私は京都大学文学部宗教学専修にて、宗教を「人が人と交わりつつ、本当に自己自身となる過程を歩むこと」と捉え、現代においてその道を歩むためには従来の禅などの伝統に加えて、心理療法と、野口整体の知見を活かすことが有用と考え、研究しました。在学中…